皆さんこんにちは!整体サロンArsの誠一郎です!
さて、あなたは180°開脚したいですか???
よく「先生、私開脚したいんですけどどうやったら柔らかくなりますか?」
みたいな質問を頂く事があるのですが、
ちょっと待って!!…なんで開脚をする必要があるの??
まずはこの言葉を自問自答して欲しいのです。
コロナが空けてから患者さんが戻ってきた時に思ったのが、体がカチコチになってる人がふえたなあー、と。
運動の必要性を理解しているけどヨガやジムは大変そうだからまずはストレッチからと思って健康意識が上がっていることはとっても良いことなのですが、実は股関節には正常な可動域があるのをご存知でしょうか?
プロバレリーナみたいに股関節を180°開脚することは柔軟することで獲得できるものですが、本来解剖学的には股関節の可動域は片方で外側に開く外転は45°程度です。
両方合わせて約90°くらいが正常の範囲なのです。180°開く時には股関節だけではなく骨盤の前傾も入ってくるので純粋な外転角度ではないのです。
ですからほとんどの人が体が固いと言いながらも股関節の正常可動域は動かせたりするので無理に開脚をしなくてもいいのです!
まあ、開脚をしたい人の気持ちもわかりますがね。。笑
ただ一昔前に股関節ベタ〜って雑誌か書籍で開脚が流行った時期があったのですが、なんと股関節を痛める人が一気に増えたとか。
そうです、股関節って実は硬いことがメリットの部分もあって、関節は柔らかすぎると急激な衝撃に耐えられないのである程度強度がなければいけません。
それが筋肉の硬さです。
陸上のオリンピック選手でも前屈で床に手がつかない人もいるという話をスポーツトレーナーの人から聞いたことがあります。
筋肉は硬いことで体重を預かるハンモックのような役割もしてくれるので、無理して全身ふにゃふにゃにする必要は特に無いのです。
ただ、もしもその硬さが腰痛の原因になっているようであればケアする必要があると思いますが、まずはなんの為に体を柔らかくしたいのかもう一度自分に聞いてみて欲しいのです!
たとえば「運動をしたいから」ということであれば
次になぜ運動をしいのか?「それは痩せたいから!」
であれば、なぜ痩せたいのか?
「昔の服を着れるようになりたいから!」
こういった理由であれば、本当は柔らかくしたいのではなくボディーメイクなんじゃない?
となるのでそもそもの目的が変わってくる事があるのです。多くの方は悩みが漠然としすぎて自分の願望をはっきり理解出来ていないのです。
もしもボディーメイクならばむしろトレーニングですし、食事の管理がやるべきことになってきます。
その中でトレーニングをするために肩や股関節の可動域が必要ならば行うべきだと思うのです。
僕もよく自分のやりたかったことってコレであってたっけ?って思い返すくらい人間ホント漠然としてたりするので是非一緒に考えてみてくださーい!
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