7月シド大『胸郭から肩の痛みを考える』

今回もシド大に行ってきましたが、またしても常識を覆されました。

シド大とは大阪の治療家シドー先生が開催してくださっている技術セミナーの事で今、基礎コースを終えアドバンスコースを継続的に受講中なのですが毎回ものすごく収穫があり、治療技術がブラッシュアップされるのです。

今回は鎖骨や肩関節周囲と胸郭の連動など主に上肢帯の解剖学とその扱い方を練習してきました。

シド大にきてから胸郭の重要性をとても理解するようになり腰痛や肩、首の痛みを胸郭からのアプローチで改善することも可能になるくらい重要なものでした。

私は胸郭と聞くと肺や心臓を包む鳥かごのような一つの大きな箱と想像していたのですが、実は胸郭自体、真ん中に縦隔という太くて大きい仕切りのような組織があり、実際の解剖の映像を参考に見せてもらうと右の胸郭と左の胸郭はまったく別の部屋のようにセパレートされており、今まで想像していた一つの大きな部屋とは全く違いました。

これには流石にびっくり。

だからこそ右を調整すれば左も整うみたいな安易な発想はちょっと想像力豊かすぎるかな・・・

なんて思ってしまいました。

身体にはいろんな組織の繋がりがあり、今流行りの筋膜リリースなんかもその組織の繋がりを参考にした手法でとても流行っているのですが、

なんでもかんでも繋がっているという考え方はちょっとキケンだなと思ったわけです。

ただ、俗に言う『筋膜リリース』で痛みが取れたとか、痛い場所と離れた場所をリリースして変化した!

みたいな現象はおきることは起きるのですが、神経の反射もあれば、単純なストレッチ効果だったりもするし

患部と離れた部分の施術=筋膜リリース

と認識されているのが難しいところですよね。。笑

まあそれは良いとして、

今回は胸郭の動きと関連する鎖骨と肩甲骨の扱い方も学んできました。

正直、難しかったです笑

シドー先生の講義がハイレベルなのは今に始まったことじゃないのですが、細かい部位になればなるほどやはり難しい!

特に鎖骨周辺は腕神経叢など細かい神経の通り道でもあり、その扱い方を間違えると患者さんは痛いし、むしろダメージになる可能性もあるので丁重に扱いながらもやりたい事はちゃんとやる繊細さをまたしても学びました。

一過性のテクニックを教えてもらっている、というよりも毎回治療家としてのスタンス、当たり前の基準を共有して頂いてるような感じで自分の爪の甘さを痛感するのです。

しかし、こういった自分の苦手な部分というかやってこなかった領域を経験する事は私の経験上、後から絶対に自分の力になるのでここは根気で継続するのみなのです。

巷のセミナーは出来るようになった気にさせるものが多く殆が数週間後には使い物にならなかったりします。

しかし、私はこの先も腕を上げて行きたいのでちゃんと理解した上でテクニックを生かしたい。

だからセミナー当日にすべて習得するなんて逆におかしいと思うのです。

教えてもらった技術や知識は私なりに噛み砕き現場の経験と共にようやく実になっていくのでまだまだ進化がとまりません。

今回も良い刺激をありがとうございました。

それではまた。

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