先日、膝の痛みを抱える新米ママさんが来院された。
子育てもこれから大変になっていくと思っていた矢先に原因不明の膝痛が襲ってきたとのこと。
歩く時足をつくだけで膝に痛みが走るほど重症で一刻も早く痛みを和らげてあげたい。そんな気持ちで治療に取り掛っていた。
話を聞くと、昔バレーボールをしていてレシーバーだったと言う。
こういうケースは良くあって、膝の痛みを抱える大半の人がニーイン・トゥーアウトといって膝が内側に捻じれたアライメントになってしまっている。
恐らく過去、レシーブで膝を内側に入れ込み過ぎてしまったのだと思う。
そしてズボンを上げ膝を見させて貰ったら、手術後の瘢痕があるではないか。これについても聞くと、内側側副靱帯を断裂した経験があり手術をしたとのこと。
しかし、痛かったのは怪我の時だけでその後バレーを辞め、社会人になって10年以上たった現在まで膝は痛くなかったそうだ。
不思議に思うかも知れないが、痛みは無くても機能が悪いままの事はいくらでもある。おそらく、日常生活には困らないが機能としては完全に回復していなかった状態で妊娠を迎え、身体の重みと共に膝への負担が増していったのだろう。
納得できる症状だった。
彼女は膝は痛いというものの、問題は股関節にあった。実は膝という関節の上半分は大腿骨の遠位であり股関節の動きと連動しているのである。
彼女の姿勢を見た途端股関節が内股になっていることがすぐに分かった。強烈な股関節のこわばりからか、なかなか開こうとしてくれない股関節と格闘しながらなんとか股関節のアライメントを半分ほど戻せた。
そしてもう一度歩いてもらうと彼女の口から「あ!痛みが減った!」と嬉しい言葉が飛び出た。
脳は身体の機能に異常がある時、これ以上危険な目にあわせないために手っ取り早く痛みを作り動きを制限しようとする。
しかし、施術にて膝の位置が正常に近づくことによって体重をしっかりと受け答えできる状態になり痛みを作る必要が少なくなったのだ。
とは言えまだ半減したかどうかの狭間で、彼女に今後について治療の方針を伝えて私の説明にも理解をしめしてくれた。
最後に彼女の口から
「これから子供とも遊びたいし、私、おしゃれが好きでまだヒールは履きたいんです」
そう言われて、本気にならない治療家はいないだろう。
大げさかもしれないけど、彼女の健康と未来ある子供の成長まで支えられたらな
とグッと口を噛み締めた。
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