近年少子化問題がニュースやネット記事で多く取り上げられるようになってよく目にするが、1970年代のベビーブームに比べると約2分の1くらいまでに出生率は下がってきて、現在ツイッター買収でまた一躍脚光を浴びているあのイーロン・マスク氏も今後日本はなくなるとまで予言している。
僕が生まれた1992年から成人するまでの2012年頃までは日本は豊かな国で先進国の中でも他国に引けを取らないくらい優秀な国だと思っていた。
ちょうどappleからiphoneが発売されて誰もがパソコンを手のひらサイズで持ち歩けるようになった辺りからこれまでの社会の成長スピードとは比べ物にならないくらいの速さで目まぐるしく変わっていき、モノの売り買いや連絡手段など僕たちの生活様式までもガラリと変わってきたのを学生ながらどことなく危機感に感じていた。
それから10年経った今、まさにその危機感は現実見を帯びてきていて数年前まで必要だったものがもう使わなくなったり伝統的だった風習までも海外向けだったりか現代版にアレンジされたりと利便性や流行などの移り変わりの流れが早く、昔のようにのんびりとはしていられない空気になってきたなと感じている。
特にSNSの発達は著しく若者の殆どは現実とネットの区別がつかないくらいライフスタイル化していて両プラットフォームの境界線がなくなりつつ、どこまで進化すれば気が済むのか想像するとちょっとついていけないかもって少し弱気に考えてしまうこともある。
いつの時代も世界を引っ張っていくのは若者であるのに違いないが、その若者に今ある沢山の社会問題に対する当事者意識がどれだけあるかは疑問が残る。
来年31歳になる僕もまだ若手と言わせて頂ける最終ラインだとおもうが、間違いなく今後は統計通りに人口は減り日本の若者の勢いはなくなっていくはずで、これまでのように若い人が頑張れば良いんだからって軽く口にだせないような時代になってしまうのだろう。
この時代の荒波に飲み込まれずに上手く自分の立ち位置を確立させ、変化に順応できるよう将来の身支度に今、取りかかれている大人達がこの超高齢化社会という戦国時代を生き抜くことが出来るのではないのか。
すごく過激に聞こえるかもしれないが、今や豊かな国ニッポンではないと僕は捉えていて、海外の話題は相変わらずお茶の間レベルにまで入って来ないが、今までダンスをやって来て多少たりとも世界の文化に興味を持ってこれたおかげで日本と他国ではなにか一人ひとりの当事者意識というか社会に対する振る舞い方が違うなと感じるわけです。
ただ、現実社会を動かすなんてそんな大層なことは出来ないし自分自信に出来ることをちゃんとやることくらいしか思いつかない。
だとすれば僕は今うちに通ってくださっている方や僕と関わりがある方にはせめて元気で活力のある大人でいて欲しいから施術では絶対に手を抜かず一生懸命に患者さんの健康を守っていくことなんだと思う。
元気で活力のある大人が増えれば回り回って社会は少なからずいい方向に動いてくれるんじゃないのかなって期待できるし、明日も明後日も来る日も患者さんと向き合う時間を大切にして自分なりの精一杯を続けていければ僕の役割は果たせるのかなと。
今日はそんな事を思った一日でした。
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