先日、インスタに投稿したこの記事
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こちらの記事にて膝の痛みを抱えた患者様のケースをシェアさせて頂いたので良かったら御覧ください。
膝の痛みは様々な原因が考えられるが、とても関係している部分が足首と股関節だ。
特に今回は階段の上り下りに生じる膝の痛みであって歩行時にはそこまで支障がないケースだった
僕が膝の痛みを見る時はまず、隈なく患部周辺の組織がどのような状態になっているか確認してその後、膝に負担をかけている動きや関節の硬さをチェックする。
この作業はかなり大事で痛みの原因は患部以外にあることが多いが、患部自体に損傷がないかチェックする事で施術の安全性を図る事と原因自体もより絞る事ができる。
よく、全身を見ます!的な謳い文句で細かい個人個人の特徴を見失って、誰に対してもマニュアルのような施術をしてしまっている治療家がいる。
僕もその昔は十分な目と手を持っていなかったけど、細部を見て初めて全体を知る事ができる。
むしろ細部の情報がいくつも重なり合って点と点が線になる感じ。
今回の旦那さんは70代にして現役の現場職人さんであり、若い職人が減ってきたこのご時世に僕らの街を支える需要な役目を負っているお方。
変形性膝関節症と診断されていて、ドクターからは人工関節しかないと言われ続けながらも5年間注射などで耐えてきた。
細部と動きを良く観察して初回約90分間ある内の60分くらいはカウンセリングと検査、観察の繰り返しで施術に入る前にとことん問題を絞っていった。
嬉しいことに見事初回で階段昇降の痛みはほぼゼロに近い状態になって非常に喜んでくれた。
本人は『奇跡だ！』とその場で言ってくれた。
ただ、これは奇跡でも何でもなく細部を良くみて情報を繋いでいったごく当たり前の対応だった。
整体には大きく２つの価値がある。
それは『施術』と『分析』である。
どれだけ腕が良くてもその見る部分を見誤っていたら何一つ効果は出ない。
だから僕はその方の問題をどれだけ正確に分析してあげられるかの方が遥かに価値が高いと思っている。
今回は初回からいい結果に僕も患者さんも喜んでいるが、再発をしないよう、筋肉の弱い部分や正しい動きの練習など
もう少し生活習慣の改善をしていこうと話がまとまった。
なにより今まで行けなかった奥様との旅行をいけるようにしたいと話してくれて僕もより一層この案件にかける想いが強くなった。
絶対に実現させる。
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