坐骨神経痛とは臀部からスネの外側、足先にまで痺れのような症状がでる事を一般的に指すのですが
整形外科に行くと必ずと言っていい程腰椎のヘルニアや狭窄を疑われほんの少しでもレントゲンに映れば
坐骨神経痛の原因だと結び付けられる。
ただ痛みは強いのにレントゲン上まったく異常が無い方も沢山いて本当に骨の問題が原因なの?
と薄々勘付いている方も多いのではないでしょうか
8割の痺れは実は神経痛ではない。
坐骨神経痛と言うくらいだから神経がどうかなってるんでしょ!
と思われるかもしれないが、じゃあ神経痛って医学の定義ではどう言われているか
「体制感覚系(痛みを伝える神経)の損傷や直接的な結果として引き起こされる疼痛」(国際疼痛学会)
と定義されております。
つまり体制感覚系の異常だと言うこと
この体制感覚には表在感覚と深部感覚があり表在は触覚、温度覚など皮膚感覚であり深部感覚は筋、腱、靭帯、などバランスを取る為に働くような内部の感覚
なので本物の神経痛という事であればこの体制感覚に異常がみられないと行けないので、触られた感じは変じゃないか、冷たいものを当てたらちゃんと冷たいと感じるか、腱反射は正常か、
など体制感覚の異常をしらべるには
必ず触らなければ解らないのです。
病院ではこうした検査はあまり良く見かけないだろう
逆にこういった検査で異常があればガチもんの神経痛だから最悪手術が必要になることもある
しかし、私の治療院に来る患者様の多くがこういった検査をしても至って正常だ
坐骨神経痛の正体
つまりこういった検査がクリアであればガチの神経痛ではないので坐骨神経痛ではないのです
確かに坐骨神経沿いに痛みは走っているので坐骨神経に何か問題がありそうなのですが
神経痛の定義には当てはまらないので単に神経が悪者ではないということ
じゃあ何が悪いの?
それは筋肉、又は筋膜の仕業だ
トリガーポイントと言って、ある筋肉のコリが引き金となって広範囲に痛みが飛び散るように感じる症状
実はこのトリガーポイントこそが坐骨神経痛と言われる偽神経痛の正体である
誤解しては行けないのは本当の神経痛のケースだってあるし、内蔵疾患からの痺れもあるのですべてではないが
私の所にこられる約8割の方がこの偽神経痛だ
こういった場合には的確にトリガーポイントを緩めてあげればその場で楽に感じる
ただし偽神経痛になるような方は決まって全身の歪みと筋肉のこわばりが強いので痛みがない状態の身体の歪みを根本的に解決しておかないと再発しやすい傾向にある
兎にも角にも坐骨神経痛について明確に理解が深まりスッキリした〜
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整体サロンArs 上橋 誠一郎
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