なぜ身体は壊れるのか。治すとは壊れる理由を理解する事。

皆さんこんにちは。整体サロンArs院長の誠一郎です。

「人はなぜ壊れるのか。」

この疑問を打ち立ててからもう9年目

いったい人はどうしたら身体が壊れて痛みを出したり不調を起こすのか。

最近その謎が自分なりに腑に落ちたので皆さんに共有をしたいと思います。

問題は日常生活の中にしかない。

これは開業してからずっと思ってきたことではあるが、実際の所ピンポイントにその原因を探せるようになって尚且施術で結果を出せるまでとても時間がかかった。

これは今まで出来てなかったわけではなくて、その精度が高くなかったということ。

これは悲しいことに問題はその人の習慣の中にしかなく、悪い言い方をすれば自分で自分を痛めつけてしまった

ということ。

しかし、皆好意にそうしたわけではなくもともとの身体に対してのイメージやテレビなどで流れてくる情報をいいと思いこんでいたりと

育っていく中でその人の中での良い、悪いが形成されていってしまう。

過去の経験から胸は張った方がいいモノと思っていたり、腰は反った方が姿勢がいいと思っていたりと、

誇張したテレビcmだったり、憧れのモデルがそうしてるから自分もそうしてるという認識でいたりする。

まず第一に人によって身体に対してのイメージが違い過ぎることがその人の癖を作っているものだと考えられる。

人はカスタマイズする生き物。

そして次に人は生活を営む上で必ず環境に左右される。

正確には環境に適応していく、である。

小さい頃は水泳をやっていて、高校生では吹奏楽部に入っていて、社会人になってからはデスクワーク三昧。

など、その人によって生活環境が変わることは沢山あり、その都度どうしたらその習慣を楽にこなせるか、

身体は勝手にその習慣に動きをカスタマイズして上手にできるようになっていく。

この傾向から、人は歪ませて生きていく事がデフォルトだと言うことがわかる。

しかし、歪ませてばかりいると動きに支障をきたし痛みや不調につながることも確か。

そこで、大事なのが必要な歪みなのかどうか、である。

人は動きの中で生きていく動物であるからこそ歪みはその習慣を効率よく行う為に必要な能力だと考える。

そしてその能力をいちばん無駄なく人間の可動領域に沿って使えればさほどの負担は免れるはずだが、ここでそれを邪魔する要因がでてくる。

壊す要因。

生活に合わせて動きをカスタマイズする事は悪くなく、社会生活を営む上では重要な能力だが、

それを邪魔する存在としては、以前まで使っていた癖や今まで形成してきた誤った身体に対してのイメージだ。

本来であれば、環境が変わる度に使ってきた身体の癖をリセットして、新たなら癖に書き換えていきたい。

しかし、そんな事はだれも思わないわけで、以前まで使っていた癖の上に新しい癖を上書きしようとするから

動きがどうしても不自然になってしまうのだ。

あと成長過程での身体の硬さや身長、骨格、性格も含まれるが、

あくまで「どしたら身体は壊れるのか」に対して答えるのであれば、

それは誤った動きの残存である。

運動パターンは変えられる。

誤った動きの癖(運動パターン)を変えることをそんなに難しくない。

今までも筋肉の緊張による関節のこわばりや、あるき方、立ち方、座り方などを矯正してきたが、

どれも、まっすぐにしようとする考えがつよく、日常のリアルな動きの中で意識しようとしても

なかなか難しく患者様の努力に頼る部分も大きかったので

患者さんのモチベーションによって調子が変わってしまっていた。

しかし、本来リアリティのある動きの中で起こる痛みと理解が進んだおかげで

その癖のままほんの少しだけ動きの軌道を変える事で痛みが劇的に減り、

尚且患者さんも、私もモチベーションに頼る必要がなくなり、

共通に悪い動きの認識を持ちながら良い癖の保ち方を理解しあう事ができるようになったのだ。

これは僕の治療家としての大きな転機になった。

まとめ

少しでも患者さんの負担を減らしながら最大の効果を与えられるように勉強や思考することをやめなかった。

気づくのに少し遅すぎたかもしれないが、今患者さんの痛みと正面から向き合うことを恐れることなく治療を進めていける。

なぜなら、問題は日常生活のなかに絶対隠れてるからだ。

必ず良くなる鍵は患者様本人がもっている。

であれば私はその鍵を探し出し、開け方を攻略する事で共に笑顔になれる。

私は諦めない。

整体サロンArs【アルス】

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