ギックリ腰未遂!?デスクワーカーは兎に角立て!

20代男性から座っているだけでも腰が痛くて動き出しがとにかく辛いとラインでご相談頂いた。

僕の頭の中では「ギックリ腰?なんだ?」明らかなきっかけがなさそうなので不思議に思い来院前に一度電話でお話をきかせてもらった。

しかし、電話で聞いても一般的な腰痛?のように思えたが何もきっかけがないのに痛くなってきたという疑問だけが残り電話だけでは検討があまりつかなかった。

こりゃ見たほうがはやいと思い日程を調整してもらい運良く翌日が空いていたのですぐに見ることができた。

こういう一見普通の腰痛っぽく伺える症状はなめてかかると大変なことになる。というのも電話の時点であらかた原因が検討つく事が多いのだが、なかなか本人からそれっぽいヒントが貰えない時は場合によっては内臓系の病気が原因で腰に痛みを引き起こしているケースがある。

その場合うちで対応できる範囲のものであれば軽い施術から行うが、明らかな筋力低下や感覚の異常がある場合は何を施しても無駄な事が多い為、病院に行くことをおすすめする。

幸いにも彼の場合はそういった感覚の異常はなく、筋、筋膜性の疼痛だった。

しかし、なんかの症状に似てるな〜。。。

「ギックリ腰やん・・」

勝手に納得した。

そもそもデスクワーカーで座っている時間が多い事に加えて普段から運動習慣もなく身体の血液循環における環境は最悪だ。

それに身長も高い為日頃から周りの環境にあわせて下を向いてしまう事がおおいとのこと。

筋肉は血液循環がスムーズにいかないと酸素の供給を十分にできず痛みの物質(ブラジキニン)を発生させる。これと共にデスクワークのしすぎでパソコンの画面ばかり見ていると交感神経が働きすぎて筋肉を過剰に痙縮させてしまう。

この自律神経のバランスの乱れが寝違いやギックリ腰のような急な痛みを作ってしまう。

幸いにも歩けない状態ではなかったがあと一歩で最悪のギックリ腰になる所だっただろう。

初回の施術から反応は良く痛みも60%以上軽減し痛みのみならず再発しない為の運動パターンと姿勢の改善を提案。

本人もしっかりと身体の事を考えてくれて治療する事になった。

僕から見た彼はまるで人形ロボットのアシモくらいぎこちない動きにみえた。

このまま潜在的に眠っている彼自身のからだの能力を引き出さず現状維持をさせてしまうのは勿体ない!

治療家として彼が今まで以上に生き生きとしている未来が想像できてワクワクが止まらなかった。

「人間になろう」

そう言って初回の施術を終えた。

※勿論機能的な身体を取り戻そうと言う表現の比喩ですよ^^;

これからの彼の変化をまた追って報告したい。

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