最近は腰痛や肩こりに加えてたまたま肘の痛みを訴える方が何人か続きました。
肘の痛みと言えばゴルフ肘（内側上顆炎）
手首や肘の使いすぎによって発症する怪我の総称でゴルフで無理なスウィングをしすぎた場合に多く発症するのでゴルフ肘と呼ばれています。
うちはなんでかゴルフ好きの患者様が多くいらっしゃいまして、おそらくコンペ開催できるくらいいると思います。
ほとんどの悩みはやはり腰痛なのですが、それに伴って肘や指の痛みを訴える方も少なくないでのです。
しばらく聞かなかったのですが、ここ最近になって数名肘の痛みを訴えていたのでスッと楽にしてあげました。
ゴルフ肘と言われて連想するのが肘の炎症です。
炎症が起きているから冷やしたり、圧迫したり、痛み止めを飲んだり注射したりとよくある急性期での処置を施すケースがありますが、僕の経験上この対応で痛みが緩和するのはほんの一時的です。
なぜかと言うと急性期の痛みではあるが、同時に慢性的な要因も一緒にはらんでいることを見落としているからです。
局所に起こす痛みとは別に肘の痛みには運動の連動性もしっかりと診てあげなければなりません。
キネティックチェーン（運動連鎖）といい肩、肘、手首など連結して動き筋肉のシステムがあります。
ゴルフのスウィングの場合、オープンキネティックチェーンといい足が固定された場合の上行性の運動連鎖なので足→膝→股関節→骨盤→体幹→胸部→肩→肘→手首と動きが連動していきます。
今回は胸部→肩→肘の肩の部分で全体の運動連鎖が途絶えておりその動きを改善すると痛みがほとんど無くなりました。
局所の炎症だけだと思っていたら全体の動きのバランスが乱れている事による肘への過負荷が原因だったり、なんて事もとても多いのです。
その場で痛みが変化したので患者様がキョトンとしてました
けして魔法ではないのです笑
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