変形性膝関節症は主に高齢の方に多く見られる病態ですが、若い方でも膝の痛みがあり整形外科にて検査をしてもらうと変形性膝関節症と診断を受ける場合がある。
日本整形外科学会では「加齢による物が多く肥満や遺伝も関与してる」と記載されているが、実際の所これといった原因ははっきりと表記されていない。
痛みのメカニズムとしては何らかの影響で膝が変形し、軟骨がすり減り骨同士がぶつかり激痛を引き起こしたり、周囲の滑膜や関節包を刺激して痛みを感じているとの事。
これは間違ってないとは思うが、どれもこれも痛みについての説明はあってもその軟骨がそもそもすり減る原因はなんなのか
ここを問題視し解決に精励する話をあまり聞かない。
人間は紛れもなく物理的な個体であって我々は常に1Gという重量下の中で過ごしている。
ならば、軟骨がすり減る事や関節が狭小化する出来事はこの重力に抵抗できなくなり、崩れたバランスを元に戻せなかった時に「負担」となって関節にストレスを与えていくのではないか
つまり、膝の問題というよりも膝以外による重力抵抗機能の破綻が膝へのストレスを加速させ変形性膝関節症となって痛みに繋がる。
当サロンにも変形性膝関節症と診断を受けたが、膝関節以外の身体の機能をチェックすると足関節の硬さが著しかったり股関節の可動域が減っていたり、腹筋も上手く使えてないし猫背で頭が前にでてしまうなど至るところに不調が存在する。
要は身体は膝単独で動いているわけではなく、全ての関節が連動して動くことによって負荷を分散させ故障を防いでるのに膝ばかりを注視して水抜いたり、痛み止めを飲んだりその場しのぎの対策しかしてこなかったら治るものも治らないに決まっている。
よくよく考えれば当たり前な事でも、痛みが激しいと患者側も医療者側も痛みにとらわれて本当の原因を見逃してしまうのである。
勿論、膝の状態は直接触って半月板や靭帯に損傷がないか、炎症がどのくらい進んでいるかチェックはするが、治療を行う大半が足関節の調整や股関節骨盤の歪みの矯正、猫背の改善で膝関節に負荷のかからない姿勢に戻してあげる方が何倍も膝の痛みの引きが早いのを何回もこの目で確認してきた。
そしてよくあるO脚も緩和される。
正直、人工関節や骨切り術などしなければならない方もいらっしゃるが、8割型、診断とは裏腹に膝に負担のかからない姿勢に戻し、さらに今までサボっていた体幹の筋肉や姿勢を保つお尻の筋肉などの再教育をすれば殆どの膝痛に効果がある。
けして変形性膝関節症と言われレントゲン上変形していたとしても痛みの根源は負荷のかかりやすい悪姿勢かも?と思い出して頂き手術前の最後の砦として一言だけでもご相談頂ければ嬉しく思います。
整体にはまだまだ可能性があり、現代医療にプラスして痛みに困っている方々に大きく役立っていければもっと痛みの無い社会に近づけるのだろう
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