わざわざ大阪から僕の治療を受けに来て下さる方がいる。
もともと愛知に住んでいたが大阪に引っ越してしまったのだ。
それでも大事な用事がある前は大阪からでもわざわざ治療受けに来てくださり、今日もそのメンテナンスを無事終えた。
しかし実は過去一度だけ僕は患者様に怒った事がある。
「あなたが健康になろうがなるまいが僕は正直どっちでもいい、でも本当に良くなりたいと思うなら僕の言うことをしっかり聞いて守ってください。じゃないと責任もてません。」
細かいセンテンスは忘れたが、こんなような事を患者さんに向かってぶちまけてしまった。
お客様は神様ではないものの、感情を抑えきれずに言い過ぎてしまった。
僕は治療に本気だった、そして患者様も良くなりたいと思って来ていた。
当時、言うなれば僕は主治医のような立ち位置なのに本人様が全く痛みと向き合おうとせず僕の言うことも聞いてるのか聞いてないのかわからない受け答えに感じてしまった。おそらく向き合い方がわからなかったのだと思う。
でもただ治療を受けているだけで魔法のように痛みが無くなればそれが理想なんだが、慢性的な痛みは習慣によるもので治療と平行して習慣を見つめ直す努力も必要になってくる。
甘やかすのは簡単だけどそれは優しさじゃないと思った僕は自分の中の正義を曲げる事ができずに感情を表にだした。
僕みたいなキャラクターを嫌がる人もいるかもしれない。
でも本当にその人の事を思った言葉であれば絶対に届くはずだと僕は思っているから大切な事は絶対に伝えたいし理解して頂きたい。
それから僕の本音を受け止めてくださって治療の計画もスムーズにいくようになり身体も良くなっていった。
あの時はっきりとお伝えして良かったと心の底から思えた。
はやり大切な気持ちを心の奥にしまっていても何も伝わらない。
だからどんな伝え方でもいいから伝わるまで届ける
それが目の前の人と真剣に向き合うということだとそのとき僕は学んだ。
それ以降、何かある度に僕に身体を預けてくれるのは今まで真剣に向き合った気持ちが伝わった証拠だと僕は思っている。
けして優しさを履き違えることなくこれからも目の前の人としっかりと向き合っていきたい。
整体サロンArs【アルス】
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