当サロンのO脚矯正は実はある患者さんの一言から始まったのですが、O脚のせいで好きな服が着れないって勿体ない!
と思うのです。
私ももともとO脚が酷かったので昔から短パンとか履く度に気になったりして自信を持てない気持ちだったりはよくわかります。
ですが、O脚は治るとともて自分に自信がもてるようになるので、今回は脚の構造について一緒に勉強していきましょう!
下肢のアライメント
下肢には、解剖学上正しいアライメントというものがあります。
この正常なアライメントに近ければ近いほどO脚でもX脚でもなく、より機能的な脚になるのです。
O脚の方はこのアライメントから脚の軸が逸脱しているパターンが多く、特にFTAといって174°と表記されている角度で大腿骨の長軸と脛骨の長軸のなす角度がO脚の程度を図る重要な角度になります。
174°とは絶妙な角度ですが、この角度が増えればO脚、減ればX脚です。
しかし、これはあくまで正面から見た場合の基準でありO脚を作る原因は他にもあります。
例えば、脛骨そのものの湾曲や膝関節自体のねじれ、さらに足関節の歪みやアーチの低下など意外と股関節から足の先まですべてのパーツがキレイに立つ事に関わっているので患者様がどの歪みからO脚に陥ってしまったのか原因を突き止める事が先決なのです。
私の経験上、複数の問題の末O脚となっているパターンが多いので施術での調整のみならず歩き方や立ち方などエクササイズを頑張って頂く事が必要になることもしばしばです。
治りにくいパターン
O脚にて改善が見込みにくいパターンもあります。
その問題に前捻角と頚体角という先天的骨格の角度があります。
前捻角は大腿骨の骨格的捻じれを評価する角度であり、先天的に大腿骨の内旋が強い場合はエクササイズをいくらしても改善の限界がありますので初めにおおよその状態を測定して評価します。
頚体角は大腿骨体部と大腿骨頚部のなす角度のことで大腿骨頚部の曲がり具合になります。
頚体角は幼少期では135°、成人では125°、高齢者では120°と年齢が増すごとに内反していきます、内反が強くなればなるほどO脚の改善には不利になりエクササイズは欠かせない状態になります。
改善の見込み
こういった骨格自体のねじれや曲がりが強い場合には改善に限界がありますが、私が見てきた方の多くはここまで酷い状態ではないので改善に希望がもてる方が多い印象です。
O脚は脚の状態を正しく評価し原因を理解すれば改善の方法は見えてきます。
しかし、長年のクセによって覚えた楽な立ち方や歩き方を変えることは簡単とはいいませんが、脚がキレイになることで履きたかったスカートやスキニーパンツなど女性は特におしゃれの幅が広がりますので一度きりの人生をより楽しめるよう是非一歩踏み出してみてほしいですね。
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