出産の際にリラキシンというホルモンが骨盤を緩ませることは聞いたことがあると思いますが、恥骨も緩み広がります。
恥骨は右の恥骨と左の恥骨が軟骨によって結合しています。主に恥骨の役割は骨盤の前部で膀胱やその他上に乗っかる臓器を支える重要な役割になります。
この恥骨結合の間隔は通常2〜3mmくらいですが、骨盤が緩み広がってくると最大でも9mmほどまで広がってくると言われてますので恥骨が緩み歪んだままになっていると産後すぐに恥骨の痛みがでたり骨盤底筋群に力が入らず尿もれやひどい生理痛、さらには腰痛や坐骨神経痛まで併発してしまうことがあります。
恥骨には筋肉も沢山ついていて上部では腹筋群、下部では内転筋群や薄筋など強力な筋肉の中継地点にもなっていて恥骨の歪みが残ったままだとこれらの筋肉も上手く働かなくなるので体幹が不安定になったり股関節の可動域制限などの機能障害にも繋がってきます。
骨盤の歪みといっても骨盤はいくつものパーツが合わさって一つのユニットになっているので実はチェックするポイントが沢山あるのです。
産後のママさんをみさせて頂くほとんどの確率で歪みが残っています。
もし、生理痛や尿もれ、便秘、頭痛など以前よりもひどくなってたら恥骨がズレたままかもしれませんので、相談しにくいかもしれませんが、女性にとって骨盤が正常に機能することは身体の調子がよくなるだけでなく、病気の予防にもなりますのでこっそりお悩み聞かせてくださいね。
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