腰が痛いから歩けないのではない、歩かないから腰が痛いのだ。

皆さんこんにちは整体サロンArsの誠一郎です。

先日こんな口コミを頂きました。

なんとも有り難いお言葉!

でもこの方が良くなった本当の理由って、実はこの方自信で治されたんだと思っています。

腰痛とはいろんなタイプのものがあるのですが、大きく分けると急性か慢性の2つ

この方は明らかに慢性的な腰痛に悩まされてきた方なのですが、慢性痛の本質は脳に植え付けられた恐怖心が何よりの元凶なのです。

つまり、ギックリ腰のような急性腰痛とは全く別物です

過去の経験やトラウマから「自分は動けないんだ」と強くインプットしてしまいます。

「治らないんだ」と希望を失っている状態も同じです。

これは恐怖回避モデルと言って、痛みによって動く事を制限したり痛くなりそうな行動は避けたりする事でより痛みが増幅するというサイクルのことです。

今までスーパーに買物しにいってた距離すら歩くと腰が痛いからといって行かなくなったり、つい楽だからといって杖をつくようになったりサポーターや装具に頼りっぱなしになってたりします。

行動範囲は狭まった分、瞬間的な痛みは感じる事はなくなりますが、血流は悪くなり、筋力は衰え、姿勢が悪くなって行き慢性痛は更に慢性化してしまうのです。

これが恐怖回避モデルという心理サイクルです。

なので私の役割はどこからこの恐怖回避モデルを脱却できるか探しだし導いていく、又はチャレンジさせていく事が一番の仕事だと思っています。

この方は長く歩くことは痛みを悪化させるという思い込みがあり普段から歩くことに消極的でした。

ですが、私が指導した内容は兎に角歩くことを積極的に進めました。

最初は本人も痛いのに歩けるわけがない、など消極的でしたが、恐怖モデルや身体の仕組みをご説明させて頂き少しずつ納得してもらいました。

ただ、歩くとはいえいつもよりほんの少しだけ歩くだけではあまり大きなインパクトはありませんので何か機会を伺っていた所、引っ越しという行事があることが判明し「コレだ!」と思いました。

ご本人にもちょっと痛いとは思いますが思いっきり引っ越し手伝ってきてくださいね〜

なんてお伝えしながらその結果をまっていました。

すると、本人から引っ越しの翌日は身体が楽だった!

と良い反応が帰ってきたのです。

これには私も興奮し、患者さんと恐怖脱却の一歩を踏み出したのです。

そこからは患者様も動かす=悪、ではないことが身をもって分かってきたので通勤や普段の移動でも積極的に歩くことをを自主的に増やしてくれました。

ざっくり言うとこんなストーリーがあり、患者様本人が恐怖から脱却し勇気をもって身体と向き合ってくれたおかげなのです。

私一人の施術だけではおそらくここまでの回復は見込めませんでした。

慢性痛というものは原因が根本的に感情と紐づいてることが多く、脳に対してどんな認識をさせていくかが何よりも大切になってくるのです。

この患者様から私自身も多くの事を学ばせて頂き治療家としての器が少し広がった気がしました。

本当に嬉しい出来事でした!

治療家をやってて良かったと思える瞬間でもありもっと多くの人の人生に関われたら嬉しいですね

似たような境遇をお持ちの方がいれば是非一度ご相談くださいね

治せるものは治しますので!笑

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