「疲労」の正体はATPの産生低下。

先日患者様とこんな話になった。

「なんか週の初めから後半にかけては調子いいんですが、金曜になった途端急激に疲労感がやってくるんですよね。」

という感じで休みを目前にするともう仕事が終わったも同然の如く身体の緊張が抜けて溜まってた疲労が表にでてくるような気がすると本人は仰っていた

確かに普段は気を張っていれば疲を感じにくい状態ではある

しかし、週末もうすぐ休みだとわかった途端それまで張っていた緊張が抜けてぐったりするだろう。

疲労とは大きく分けて精神的疲労と肉体的疲労がある

精神的な疲労もものすごく影響が強いのだが肉体的疲労の方が対処しやすいためいろんなアドバイスをさせていただく

今回週の終わりに一気に疲労を感じる方にはとにかく普段から気付いたら背伸びしながら深呼吸をしてほしいとお伝えした。

疲労とは簡単にいうとATPの産生低下のことで、エネルギーを産生できなくない条件がそろってくると疲労を感じる

それは栄養かもしれないし、酸素かもしれないし人によって様々である

ただ殆どの場合は酸素の供給不足が関わっていると感じる

通常ATPを産生するにはいくつかのカイロがあるのだが、我々が日常でエネルギー産生し続けれるのは酸素の共有を利用した有酸素系の動きによる持続的なエネルギー産生だ

アスリートなどは無酸素でもエネルギーを産生できる両を増やす訓練をしているから多少の酸素供給不足は問題ないのだが、こと一般人に置いては無酸素に近い状態になれば疲労や体力不足を顕著に感じる

現代社会はデスクワークやスマホの見すぎなどで猫背になりやすい方が多く胸郭が圧迫されることで呼吸が浅く、酸素の供給は著しく低下している

そんな状態で日常を過ごしていてはエネルギーの産生は殆ど起こらず動き出したときには上手く筋肉にちからが入らないのでダルい、重い、と感じてしまう。

日頃から疲労感を感じる方はまず呼吸をが少しでもしやすい姿勢を意識してみるだけでは変わってくるだろう

そして背伸びについては血流の促進と抗重力筋の活性化が目的である。

酸素は血液の中のヘモグロビンにくっつき全身に送り届けられるが、

寝たきり、座りっぱなしなど動かないことが多い人は下肢に血流がいったまま帰ってこず全身の循環が悪くなってしまう。

そして抗重力筋の働きが悪いと姿勢バランスがどんどん悪化し姿勢維持に不必要な力をつかうようになり更に重さやダルさ、疲労感をかんじる事になる。

すなわち背伸びで深呼吸をすることで酸素の供給、血行不良の改善、抗重力筋の活性化による姿勢維持を促すことができるため日頃から思い出したら行なうようにしてもらい少しでも疲労がたまらないような体内環境に変えていければ良いと思う。

来週の状態を診るのがいまから楽しみだ。

整体サロンArs【アルス】

〒464-0802

愛知県名古屋市千種区星が丘元町2-9星ヶ丘マンション902号室

090-1755-6904

コメント

コメントする