肩こりはデスクワークや運動不足で多く感じる。
最近、運転やデスクワークで座っている事が大半なのと夜の付き合いも多いとの事で肩こりどころじゃない方が来院された。
身長も高く昔から下を向くことが多くて猫背がひどいと本人も自覚していた。
ただ自宅で週に2〜3回はトレーニングしているようで筋肉もボリュームがあり普通に見たら健康そうでカッコいい身体つきだ。
でもそんな人でも肩こりや身体の重さを感じるのだ。
こういった問題は3つの要因が大きく関わっている
1つは内臓の疲労。普段からお酒をよく飲む方は肝臓は勿論腎臓やその他の臓器も沢山疲労する。
2つ目は抗重力筋の低下だ。抗重力筋とは重力に抗うために働く姿勢を維持する筋肉の事。
そして3つ目はストレスだ。人間関係や仕事の悩みなどストレスは脳の働きを低下させる。
この3つが重なると肩こりや身体の重さを覿面に感じる。
まず筋力があるからといって必ずしも腰痛や肩こりを感じないわけではなく、間違ったトレーニングや偏った筋ボリュームは身体に負担をかけてしまう。
しかし、運動自体は良いことであり血液の循環を促進させて身体全体に酸素を運んでくれるので痛みの軽減にはつながるがどれだけ運動をしようとも内臓の疲労には勝てない。
例えばランニングやウェイトトレーニングを日々頑張っていたとしても、毎晩お酒を沢山飲む人であれば肝臓の疲労によって身体全体の回復力が低下する
よってトレーニングで身体を楽にしようとしても筋疲労と内臓疲労で余計にしんどく感じてしまう。
さらに追い打ちをかけるのがストレスだ。ストレスの影響は多岐に渡り、内臓疲労、筋肉・血管の緊張は勿論の事、一番の悪影響は閾値の低下だ。
閾値とは、人間が痛みを感じる電圧の値で細胞が身体に異常がなくても精神状態や疲労感で閾値が低下していると痛みを感じるラインまで到達してしまいます。
実は痛みの殆どがこの閾値の低下によって起こるものでただ単に身体が硬いから痛くなるとかそういう問題だけではないんですね。
やはり痛みは脳が作ってしまうものなので、こういったストレスなんかは本人は気づいてなくてもとても重要な観点なんです。
今回の方はこのストレスの部分も非常に多く感じたので身体だけでなく、気持ちの面でもケアを重視した結果施術当初ほどの身体の重さは減り、どんどん回復に向かってきているように感じます。
患者さんの生活習慣全体を見渡してみるといろんなアプローチが出てくるので、必ずしも施術だけが治療とは限らないのです。
星が丘 整体サロンArs【アルス】
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