皆さんこんにちは!誠一郎です!
今回は反り腰についてのお話ですが、実は反り腰って原因が一つではないんです。。
人によっていろんな反り腰があってその成り立ちも様々。
なので、種類別に分けてなるべく分かりやすくご説明できたらと思います!
1.骨盤前傾型
これがもっとも多く診られる反り腰のパターンですが、反り腰って簡単にいうと腰が悪いんじゃないんです!
腰よりも下の骨盤の傾きをかばってできる湾曲が反り腰なのです。
そもそも腰の反り(前弯と言いいます)は約35〜60度くらい元々反っているのが正常です(仰向けで腰の隙間に手がギリ入るくらい)。
しかし、骨盤が通常よりも前に傾く(お辞儀の方向)とその上にある背骨全体が前に倒れてしまうんです。
それを倒れないように腰の反りを強くして姿勢をまっすぐにしようとすると反り腰の完成です!
この骨盤が前に傾いてしまうのは自然な動きはなく、太ももの筋肉が骨盤を引っ張っているんです。
つまり、ここで整理すると
太もも(前もも)の筋肉が何かしらの影響で固くなり骨盤を引っ張る→骨盤が前傾に倒れて上半身もお辞儀傾向になる→前傾に倒れたカラダを腰を反らして起こそうとして過度に腰が反る。
こんな流れで反り腰が出来上がるので、骨盤の角度が正常よりもかなり前に傾いている人は太ももから緩めて上げると治りやすかったりします。
インナーマッスル弱体化型
名前の通り、インナーマッスルが弱体化して起こるパターンのものです。
これも外見からでは分からないほど骨盤前傾型と見た目は一緒です。
なので検査にてインナーが弱い人なのか、別の原因なのか調べたりしますが、
この場合は座り仕事など股関節を常に曲げていることが多い人に多く、腰と股関節をつなぐインナーが固くなり弱体化してしまうことによって起こります。
なので、合わせて足が上げにくいとか、股関節が痛いとか腰以外の痛みも訴えることが多いです。
このインナーマッスルは大腰筋といって唯一上半身と下半身を結んでる筋肉になるので日常生活のどんな動きにも絡んでくるので、「私はスポーツしないからインナーマッスルは関係ない!」とかではなくて、歩いてるだけで使えていなきゃいけない筋肉です。
このインナーマッスル弱体化によって反り腰も腰痛も出ている方は本当に多いので、朝靴下が履きにくいと感じてきたら要注意です!
猫背共存型
これは上2つの骨盤由来ではなく、どちらかというと猫背が強いことによるカバーで反り腰が生まれてしまうパターンです。
これは身長の高い人にありがちなパターンとも言えますが、座ったまま猫背を作ってしまう人よりも立ち姿勢で目線も下に下げることが多い場合や、いい姿勢を無理に作ろうとして腰を反りすぎてしまう女性なんかに見られます。
人の背骨は通常S字状になっており背中はなだらかに丸く腰も適度に反っているのが正常です。
ですが、いつも目線を下に下げることが多かったりすると頭が前にでてこの背中の丸みが更に強くなります。
身長の高い人が天井の低い部屋にいる状況をイメージしてみてください。
なんとなく分かりますでしょうか?
このように猫背が強くなることでS字カーブが更に深くなりその代償で腰を過剰に反って均衡を保とうとするのです。
こういった結果から反り腰が生まれる場合もあるということを知って頂けたらと思います。
なので猫背を先に治さないと反り腰が改善しにくいことが多いので治療以前に姿勢のしっかりとした評価が大事になってくるのです。
まとめ
以上、本日は反り腰の原因の主な3つを上げましたが思い当たるものはありましたでしょうか?
本当に反り腰に限らず人のカラダはそれぞれです。
マッサージやストレッチでたまたまご自身のカラダに合った施術で治ってしまえばラッキーですが、基本的にはしっかりと専門家にカラダを分析して原因をあぶり出さない限り正しい改善は難しいことが多いので勿体ぶらずに辛いなと思ったら早めにご相談くださいね😌
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