回復の早さは人それぞれ

2023 11/05

2023年11月5日

皆さんこんにちは!整体サロンArs代表の上橋です。

今回は回復の早さについてお話したいと思います

当サロンでは長年痛みや不調を患ってきた慢性的な疾患をお持ちの患者さんが多くいらっしゃるのですが、その中でも早く回復される方とそうでない方がいるのです。

その区別としては大きく3つのレベルに分けられます。

まず一番治りやすい症状の方というのは筋の柔軟性にある程度伸縮性が認められる方です

このパターンは単純に短縮した筋に的確にアプローチすることができれば改善はその場で感じられ効果の持続力も高い事が多いです。問題としては今まで痛みのある場所にしか注目しておらず、その場限りのマッサージだけで凌いで来た方で、本当の痛みと関連する場所を見落としてしまっているだけな場合が多いので治療する場所さえ間違えなければ改善はスムーズです。

次に治りが少し悪い方の特徴は筋の柔軟性が低下しているのに加えて身体の歪みが形成されている方です

このパターンは１番目の筋の柔軟性低下のみならず、それによって骨の歪みまで作っているので、筋へのアプローチだけでは改善できず、歪みによって悪い動きを繰り返すので筋がまた硬くなりやすくある程度セルフケアにて本人の努力も必要になって来ることがあります。

とは言っても、筋の伸縮性がなくなっているわけではないのでストレッチはやればやるほど筋は長さを取り戻し、歪みにくい身体に変わっていけますので正しいケアが重要ですね。当サロンで一番多いパターンかもしれません

そして、最後は一番治りにくいケースは1と2に加えて全くもって運動をしない方です。

このパターンがはっきり言って一番治りが悪く回復に時間がかかります。この場合の運動不足とは歩くことが極端に少ない人です。

これは、車移動生活、デスクワーク、肉体労働などが挙げられます。実は肉体労働もなんです。肉体労働は私からすると運動ではなく単なる疲労蓄積習慣ですね。厄介なことはこういった方々は仕事上自分の習慣を変えることが難しく自宅でストレッチや体操を行う体力まで残ってなかったり、もともと運動とは縁がなく、始めるのにものすごく抵抗があったり腰がおもいのです

ここまでの状態の方は当たり前ですが治りが悪く本気で習慣を変える努力をするか、施術を長い期間見積もって徐々に変えて行くかの二通りですね

私の経験上治らないというわけではなく、時間がかかるというだけで治療に対してある意味楽観的になり、余裕がある人は短期決戦を望まない方が良かったりします。

ただし、治療に対してのモチベーションや金額的な余裕が続かない人は施術に加えてストレッチや体操、身体の使い方など習慣をどんどん能動的に変えていく必要があるのです。

私は治療家ですから、できることなら最短で治して差し上げたいと心底思っていますが、早く治したいのに習慣は変えたくないという方は残念ながらお断りしてます。

私がアドバイスや提案をする時はその場の思いつきで言ってるわけでなく、今まで10年ほど治療業界で経験してきた中での最適解を提案してるつもりなので、はっきり言って私の意向を前向きに捉えられない方には力になれないのです。

こればかりは仕方がありませんが私の中の一つのボーダーラインですね

とは言ってもそんな人は1割も満たない程度でしか出くわしませんがたまにいらっしゃるのでその時は丁寧にお話をさせて頂き納得いただけるのか伺います

全体通して共通しているのは正しい身体の使い方が出来ていない方が多いので痛みが取れて来れば正しい身体の使い方を練習することが必要不可欠だと思っています

今回は患者さんの状況別改善の早さについてお話しましたが年齢は関係なく人によって状況はバラバラなので一人一人に合った治療プランを計画することが一番の仕事だなと感ています

自分の身体はどのくらいの状況なのか、本当に改善するためには何をしなければならないのかと真剣に思うのであればいつでもご相談ください。

ぜひ一緒に健康を取り戻すための計画を立てて行きましょう。

●初めて来院される方へ