※FASHIONSNAPさんから画像拝借
最近、youtubeのショート動画をみていたら富永愛がテレビでウォーキングを披露している動画が流れてきて美し過ぎて10分くらい見ながらいろいろと考えさせられた。
よくモデルさんのようにカッコよく歩けるようになりたい、など目標にされる方が多いのですが私達一般人が日常生活を送る上での歩行と彼、彼女達の行なうウォーキングは健康な歩き方の延長線上では無いかもしれない
身体が柔らかくなり、歩行周期に則った理想的な歩き方を再現できたとしても富永愛のようなたくましく美しい歩き方には多分ならない。
だからと言ってモデルさんのウォーキングが健康的かと言われればそれもまた違うと思う。
10分くらいその動画み見続けて考えた答えとしては歩くとは「全身の表現」だと感じた。
歩行周期は人間が日常生活をある程度快適に過ごせるようバランスの観点や前に進む推進力、それにつまずかない為の足関節底背屈のタイミングなど最低限の力で効率よく進む事に重きをおいていて、上半身は基本的に下半身の動きに依存しているという考え方になる。
しかし、モデルさんのウォーキングでは骨盤が左右に揺れたり、キャットウォークといって歩く度足がクロスするパターンなど見ていてい非常に不安的にも感じる
なので一般に楽に過ごすというテーマであれば効率が良い方がいいに決まっているのでそれを「正しい歩行」というなら無理な事をせずそのルールを守ってくれれば痛みや不調にはなりにくいとは思う。
歩くことで痛みや不調が増す方にはまずは効率の良い歩行に持っていくのが良いのかもしれないが、僕は俗にいう正しい歩行というのは何処か味気ないように感じる。
人はもっと生き生きと自分の身体であらゆる事を表現するから楽しいのでありその人らしさを作っていく。
僕は不調の起きにくい歩行を提案する反面、その人らしさを失わない個性的な歩き方も大切にしたいと思っている。
モデルさんのウォーキングにしても、一般の歩行にしても、歩くということはただ足を効率よく回転させていくだけでなく、姿勢や表情ファッションまでトータルして全身の表現なんだと強く感じた。
患者さんによって目的は違う部分もありますが、その方が一番輝ける状態をつくれたら人生もっと豊かになりそうですよね。
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